アフィリエイトのデメリット
アフィリエイトビジネスを始める前に
アフィリエイトのメリットを知っておくのはもちろん大事ですが、デメリットも知っておく必要があります。 デメリット(アフィリエイトリスク)を知った上で、それでも始めようと思った方だけ参加するようにしましょう。 ここでは、アフィリエイトのデメリットを解説しています。
価格を決められない
普通の小売店なら、販売価格はオーナーが自由に決められます。 単価はもちろん、たくさん購入したら割引、リピータ割引、逆に初めて注文する方にお試し割引など、自由に設定できます。
極端な場合は、特定商品を赤字覚悟で販売して客寄せすることもできます。 スーパーの卵特売などがその例です。 卵自体の売上げは利益に結び付かなくても、顧客が他の商品も購入してくれれば全体としては儲かるわけです。
アフィリエイトの場合、価格設定は提携マーチャント(広告主)に依存しています。
価格は売上げに大きく影響するので、自由に決められないのは大きなマイナスです。
また、50人にひとり、購入代金がタダ(無料)になる!
等のような企画もアフィリエイター単独ではできないことが多いです。
報酬率が低いことが多い。
アフィリエイトの場合、在庫管理や商品発送などの手間がかからないことや、売れ残りが無いため、報酬率は低くなります。 例えば、楽天市場では、報酬率1%〜となっています。 もちろん、ウェブシャークのように報酬率を高めに設定しているところや、バリューコマースのように、商品によっては成果数に応じて報酬率をアップしてくれるところもあります。
購入ページが広告主毎に異なる。
通常のネットショップなら、購入したい商品が複数有っても、購入手続きは1回でできます。
アフィリエイトの場合、同じ広告主の商品であれば、1回で購入できますが、広告主が異なると、購入手続き作業が複数回必要になります。
訪問者にとっては、何度も住所記入するなど手間がかかるので、買うのをためらってしまうかもしれません。
顧客情報が手に入らない
通常のお店なら、商品購入時にメールアドレス等の顧客情報を記入してもらえます。 このため、購入者に直接アピールすることができます。 プリンタ購入者には一ヶ月後にインクカートリッジの案内状を送る等、効果的な宣伝が可能です。
アフィリエイトの場合、商品購入は提携先のページで行われます。 したがって、何が売れたかは分かっても、購入者の情報はわかりません。
購入履歴から興味のありそうな商品を優先的に表示する、というようなシステムをアフィリエイトサイトで構築するのは難しいのが現実です。
誰でも始めることができる
これが一番大きな問題かもしれません。 アフィリエイトの利点では少ない資金で始められる、と書きました。 しかし、裏を返せば、簡単に誰でも新規参入できるので、潜在的ライバルがたくさんいるわけです。
そのため、ありきたりのサイトを作成しても、ライバルと差別化ができず、なかなか稼げない、ということになりかねません。 商品解説は詳しくで解説していますが、詳しいジャンルや趣味の無い人が稼ぐのは難しいでしょう。
※アフィリエイトを発展させた仕組みのドロップシッピングではサイト運営者が価格を設定することや顧客情報を取得することができるようですが、2006年3月の時点ではまだ普及していないです。