サイトナビゲーション
サイトナビゲーション機能で、閲覧が便利になります。
ホームページは、内容が良いものであることはもちろんですが、ユーザーが閲覧しやすいサイトにするのが大事ですね。 そのための便利な機能に、サイトナビゲーションがあります。 ここではサイトナビゲーションについて解説します。
このページの作成にあたり、Opera 7に於るlink要素、link 要素とサイトナビゲーションバーを参考にさせていただきました。
サイトナビゲーションとは
サイトナビゲーションとは、サイトの各コンテンツ間の関係を示したもので、日本語では道案内、といった意味になります。 今見ているページから上位階層へ移動したり、同一階層間で行き来したり、トップページへ移動したり、といったことができます。
OperaとMozillaの場合のキャプチャー画面をのせておきます。赤い丸で囲った部分がサイトナビゲーションです。
サイトナビゲーションを作るには
サイトナビゲーションを作るには、<head> タグ内部に、 以下のように記述してください。 サンプルでは相対参照にしていますが、 もちろん絶対参照(http:// で始まる形式)でもOKです。
<link rel="start" href="../" title="人気ホームページ製作法"> <link rel="index" href="./" title="ホームページを持つ全ての方に"> <link rel="begin" href="./" title="ホームページを持つ全ての方に"> <link rel="prev" href="./usability.html" title="ユーザビリティ"> <link rel="next" href="./kyoyu.html" title="メニューの共有">
全てではありませんが、簡単に解説しておきます。 start、up、prev、nextなどを書いておくと、サイト閲覧が便利になると思います。
- start
- トップページを示す。
- up
- 1つ上の階層を示す。
- begin first
- 同一階層内の最初のページを示す。
- prev
- 同一階層内の1つ前のページを示す。
- next
- 同一階層内の1つ後のページを示す。
- end last
- 同一階層内の最後のページを示す。
- index
- 索引を示す。
- contents
- 目次を示す。
- copyright
- 著作権表記を示す。
この他にも、chapter、section等があります。 小説をホームページで公開される方は利用されると良いでしょう。
サイトナビゲーションの利点
サイトナビゲーションには、画面内に表示されるメニューと比べると、以下のような利点があります。
- ブラウザ上に常に表示される。
- 画面内のメニューは、スクロールすると消えてしまうことが多いですが、サイトナビゲーションならブラウザの決まった位置に常に表示されます。
- リンク先との関係がわかる。
- 階層関係、前後関係が記述されているので、移動しやすくなります。
- どのサイトでも同じ表示になる。
- 画面内のメニューは、サイトごとに位置や配置方法などが異なりますが、サイトナビゲーションは、サイトにかかわらず常に表示方法が同じなので、新規訪問でもとまどうことがありません。
- ショートカット機能が使える。
- ブラウザの設定で「前へ」「次へ」などにショートカットを割り当てておくとサイト閲覧がしやすくなります。
- サイト表示が速くなる。
- 先読みブラウザだと、ブラウザが先読みしてくれるので、次ページ表示が速くなります。
サイトナビゲーションを使用しているホームページ
ホームページ作成ソフトは多くありますが、標準でサイトナビゲーションをヘッダに出力するものは少ないようです。 このため、普通のホームページではほとんどサイトナビゲーション機能は使われていません。
CMS ツールを使用すると、多くの場合、link rel 属性をヘッダーに追加してくれます。