定期的な更新
時間的な変化も、グーグル上位表示に影響します。
検索エンジンは、ページのコンテンツはもちろんですが、ページの更新頻度やページの被リンクの増加過程など、時間的な変化も評価対象としています。 定期的な更新をすることは、サイトの品質維持・向上はもちろん、上位表示にも重要になっています。
本ページでは、 Googleの特許原文 に従い、「ページ」はHTML1ページに限らず、サイトのようなもっと大きな単位を指し示すこともあります。
このページの解説は、グーグルの検索アルゴリズムについてなので、他の検索エンジンでは異なる検索アルゴリズムを採用している可能性があります。
ページの時間的な変化
キーワードの重さや正しいタグマークアップなどのサイト内要因や、被リンクの数や被リンクページと自ページとの関連度などのサイト外要因によって、ページの評価は大きく影響されます。 しかし、それだけではページの評価は決まりません。 ページがどのくらいの頻度で更新されているか、ページがどのように被リンクを増やしたか、など、現在の評価だけでなく、過去と比べた評価の変動も考慮されています。
分かりやすいように、株でたとえてみると、現在の株価だけでなく、過去の値動きも評価対象になっているわけです。 投資家は、株価はもちろんですが、ローソク足も考慮して株を売買していますね。 むしろ株価の変化のほうが重要でしょう。 検索エンジンも同様に、現在の評価だけでなく、過去の評価、評価の変動過程も調べてページの評価を決める、ということです。
グーグルは更新頻度を評価する
Google特許原文では、ウェブページのデータを保存しておき、更新がどれくらいの量、どれくらいの頻度で行われているか、を調べています。 具体的にどのくらいの頻度であれば高い評価が得られるのか、ということは特許では明記されていませんが、一度作ったらそのまま、というページよりも、定期的な更新が行われているページのほうが、高い評価となるようです。
地道に被リンクを増やす
Googleの特許原文を読むと分かりますが、定期的に被リンクを増やしているページは、ある期間以後被リンク数が増えていないページよりも高い評価を与えることがあるようです。
過去にたくさんのページからリンクされたページでも、内容が古くなってしまえば、新しい被リンクは作られないでしょう。 逆に定期的な更新が行われている場合や、更新されていなくても内容が古くなっていないページは、時間の経過につれて被リンクが増えているでしょう。 そのため、被リンク数が増え続けるページはコンテンツが良い、と判断されます。
株の比喩でいえば、出来高のほとんど無い株よりも、活発に取引され、買い注文の多い株のほうが高く評価される、ということです。
出る杭は打たれる
被リンクは上位表示の大きなファクターです。 といううのも、被リンクは、良いページを紹介する、すなわち良いページへの投票という意味合いがあるためです。 しかしながら、それを悪用して、被リンク獲得目的で大量に相互リンクすることが流行しています。 またブログでは、被リンク獲得のために一度に大量のコメントやトラックバックをばらまく行為も良く目にします。
このような不正被リンク獲得は、コンテンツの関連性に関係なく無差別にやっている、短期間に急激に被リンク数が増える、といった特徴があります。 このような方法で被リンクを増やした場合、被リンクとして評価されないようになっています。 場合によってはスパム扱いとなります。
またも株の比喩ですが、株の場合はストップ高といって、ある程度以上値上がりした場合に取り引き終了となりますね。 同様に、急に被リンクが増えた場合には、評価対象にしないようになっています。