親より稼ぐネオニート
「親より稼ぐネオニート―「脱・雇用」時代の若者たち (扶桑社新書 6)」扶桑社
アマゾン購入感想
論は?だが、人は動いているニートが自力で収入を得るための方法が示唆してある本です。
具体例も載っていますが、心構え的なことが主眼となっています。
ただ、わざとかもしれませんが、よいことばかり書いているような印象があります。
たとえば「ネットビジネスはローリスク/ハイリターン」のくだりは
「ネオニート」として成功できた方に取材しているからこそではないかと。
本書の中でも書かれていますが、アフィリで成功できるのは全体の数パーセント。
その他大勢はせいぜい月に数百円程度。
コンビニバイトの時給程度の月収が自立の足がかりになるのでしょうか?
また、自分の経験では正社員よりも個人事業主のほうが精神的に追い込まれやすいのですが
この本では「正社員にはない自由を得られる」などと書いてあり
自由にともなう「責任」についてあまり深く触れられていないことも気になります。
(たしかに会社を通さない分、同じ仕事をしてもお金は稼げますが)
株で儲けているニート(というか稼いでいる時点でニートではない?)についても、
極端な例を持ち出して「よくないもの」としているのが不思議です。
依存症になってしまった方は辛いと思いますが、
「株ニート」が特に依存症になりやすい、というデータが示されているわけでもないので。
(ある程度まとまった資本が必要で普通のニートには難しいから遠ざけている?)
対談もちょっと白々しいと思いました。
「下流社会」の三浦さんが「僕も下流ですな」なんて読んでいて反感がわきました。
そんなに肌艶のいいニートがどこに(ry
以上の理由によりこの本だけを見たときの評価は、
「うまいことばかりいいやがって」ですが、
タイトルでググるとたくさんのサイトが引っかかりますし、
実際にこの本を読んで動き出した人、勇気づけられた人がたくさんいるようですので
本の目的は達しているのかなと思い、星3つとしました。
ニートを取り巻く環境はそれほど甘くはないこの本は発想としては斬新で面白いし、ニートに一縷の望みを与える。
しかし現実感は乏しいと感じる。アフィリエィトでいとも簡単に成功
できるように書いてあるが、稼ぐのは仕事以上にたいへんなことだし、
まして誰もが成功できる訳ではない。
ゲストハウスの経営はさらに難しい。良いことばかり書いてあるが、
住居人とのトラブル等は全然考慮されていない。借り手が外国人や低
所得層だけに問題は多そう。極めつけは資本金1円で会社が設立でき
ると言う下り。会社法改正で現在は資本金0円で会社は設立可能です。
本を書くならそれくらい勉強しておいて欲しい。また、出版はそれほど
甘くない。初版2万部はありえないし、印税も初版は払われない場合が
多い。ただ、全体的にはなかなか読み応えがあったので☆3つ。
次世代に時代を台頭するはネオニート?ジェイコム株の誤発注で利ざやを稼いだデイトレーダーの方が『ネオニート』と称されているのを聞き、一体どういうもんかとネオニートで検索したら本書が1冊あがってきた(タイトルのネーミングのよさ)。
確かにここ10年・5年でPCの劇的な性能向上とネットワークの浸透や普及により個人が世界を相手に情報を発信することが可能となり、同じ趣味や興味を持つもの同士が空間を飛び越えて隣接することが可能となった、その結果、それ自体が商売の構造自体を変えてしまった。
以前ならいわゆる問屋や仲介業を介さざるを得なかったのが、ネット普及のおかげでお客さんとダイレクトに結びつくことが可能となり少し賢い人なら仕入れから販売・代金回収まで一気にこなせるようになった。これにより世間で言うオタクと窓際族的に評されている方が違う形で自立していける。
ということが言いたいようです。
ただすべての方にこのような才覚があるわけではなくネットの商売は実は競争率がかなり高いことを差し引くとやはりごく一部の限られた方しかこういう形で残れることは困難か思われます。実際先述のデイトレの方はもはやプロといっても過言ではないとてつもない取引をしていました、、。
逆に、高校生くらいのときに仕事はこういうやり方もあるんだよ、というかたちでヒントを与えるくらいが実は一番効果的ではなかろうか・・・。
読み物としては面白いけど読み物としては面白かったのですが、持続可能性に疑問を持たざるをえないような
お話も多かったです。人間って、結構長い時間生きてかなきゃならないんですから、
こんな一瞬輝いている人たちばかり集めた物語、あんまり本気にしないほうが
いいんじゃないですかねぇ。ここに出ているのと同じようなことして泣きを見ている
人たちも多いんじゃないかと思います。某口コミ販売網で夢を実現、ってな話と
似たような香りを感じました。
ネオニートの滅亡は近い今より多くの人間がアフィリエイト等をやり始めればネオニートは暮らしていけなくなるだろう。不労所得で生活し続けるなんていうのはそんなに長続きしない。
ネオニートをもてはやすこの本には疑問を感じる。
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